パパチャリ市場の内容です。
<がらく太郎くん> 店の隅に置いてある品物を並べて見ました。
<チョビン先生> 店のマスコット ヒメウズラとの会話です。
<パンクなあなたってイヤ!> 自転車の大敵パンクを知ろう。
<その他> 自転車に関して役立ちそうなことを書いていきます。
<ヤフオク追加画像> ヤフオク出品画面に載せきれない画像です。
パパチャリ市場の内容です。
<がらく太郎くん> 店の隅に置いてある品物を並べて見ました。
<チョビン先生> 店のマスコット ヒメウズラとの会話です。
<パンクなあなたってイヤ!> 自転車の大敵パンクを知ろう。
<その他> 自転車に関して役立ちそうなことを書いていきます。
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先生:おまえ、この頃このコラムを書くのを怠けているんじゃないか。
わたし:急に暑くなったので、暑さとの戦いで大変だったんです。
この暑さに扇風機だけではどうにもなりません。
先生:エアコンを入れたらどうじゃ。今どき、エアコンの無い店なんてあるのか。
わたし:あと何年商売を続けられるのか分からないので、
入れる決断がつかないのです。
先生:お客さんにも申し訳ないんじゃないか。
わたし:そうなんですが、お客さんには出来るだけ隣のスーパーなどで
時間を潰してもらっています。
店で待っている間に熱中症になったら大変ですから。
先生:おまえはどうやって暑さ対策をしているんだ。
わたし:冷たく冷やしたタオルを首に巻いています。
先生:そんなんで大丈夫なのか。
わたし:一夏に2,3回はめまいがするような感じになることがあります。
そういう時はエアコンの効いた近くのスーパーや百均に緊急避難します。
そういえば、先生は暑さに強いですね。
先生:なんで分かるんだ。
わたし:だって暑くても、ぐったりしたりしてませんよね。
先生:ワシは全身が羽根で覆われているんだ。
暑くないわけがなかろう。
わたし:じゃ、暑くてもガマンしているんですか。
先生:ワシはカゴの鳥じゃ。
ワシがエアコンを入れてくれとか、
飲み水に氷を入れてくれといってもどうせ駄目に決まっている。
わたし:鳥が飲み水に氷を浮かべて飲んでいるなんて聞いたことがありませんが、
本当にそうしたいんですか?
先生:例えばの話じゃ。
わたし:先生、氷水じゃインパクトが弱いので、
お客さんの前でアイスクリームを食べてみてくれますか?
先生:バカ! お前はすぐに安易なことを考える。
そんなことでお客さんを喜ばすんじゃなくて、
愛想良く、サービス良くすることが一番じゃ。
わたし:・・・・
■次回は、もう少しお待ち下さい。
わたし:昨日は私が一日店を留守にしたので、寂しかったでしょう?
先生:何が寂しいじゃ。鳥にはそんな感情は無い。
人間は一人でいることが苦手なようじゃのう。
わたし:まあ、皆がそうなわけじゃありませんが、
一人でいるより誰かといたがりますね。私もそうです。
先生:そうか。お前さんも誰かと一緒にいたいんだ。
でも、そう言ってもお前を訪ねて来る人は少ないのではないか。
まあ、お客さんは別にして。
わたし:私が訪ねていくことの方が多いので。
先生:本当にそうか? 訪ねる友達がいないんじゃないのか。
電話も仕事の電話ばかりのようだし。
わたし:なんで私の話になるんです。
鳥だって群れでいることが多いんじゃないですか。
やっぱり、誰かといたいんじゃないですか。
先生:あれは寂しいからじゃなくて、外敵から身を守るためじゃ。
わたし:本当ですか? 強がり言ってるんじゃないですか?
この前もここに初めて来たときにメスと一緒だったら
心強かったと言ってたじゃないですか。
先生:あれは2匹の方が、がさつな飼い主に立ち向かい易いと
思ったからじゃ。
わたし:じゃ、夕方頃になるとよくㇰ〜ン、ㇰ〜ンと鳴くのはなんですか。
あれは寂しくて、かまって欲しいからじゃないんですか?
先生:バカ言え。
あれは喉の調子をみているだけだ。
わたし:でも、地面に頭をすりつけるようにして、
あんな声で・・・喉の調子を見るんですか?
分かりました。
それじゃこれからは、鳴いても知らん顔してます。
(いつもはそんな鳴き声が聞こえると、歯ブラシの柄で、喉のあたり
を撫でてあげている。)
先生:まあ、急に変えず、これまで通りで良いんじゃないか。
わたし:まったく、素直じゃないんだから。
■次回をお読みになりたい方は、 17 暑さ
わたし:先生はずっと独身ですが、寂しくないですか?
先生:好きで独身なんじゃない。お前がメスと一緒にしてくれないからじゃ。
わたし:先生はメスと一緒に暮らしたいですか?
先生:当り前じゃ。オスと生まれたからには、一度はメスと一緒になってみたい。
人間だって同じじゃろ。
こんな風にずっと一匹だけで飼うのは、虐待とも言える。
わたし:でも先生はもう相当なお年ですよね。
今からじゃお子さんも作れないんじゃないですか?
先生:作れるか作れないか、やってみなければ分からん。
わたし:先生は平均寿命を超えているんですよ。
先生:ワシは人間じゃない。
わたし:でも、メスと仲良く暮らすのは大変ですよ。お年を召してからじゃ、身体にこ
たえて、早死にしますよ。
先生:大変なのはお前の方だろう。知っているぞ。奥さんとうまくいっていないのを。
わたし:何でそんな話になるんですか。
先生、メスというのは先生の思っているような簡単なもんじゃないんですよ。
先生:私はメスに優しくするから大丈夫だ。
わたし:でも優しくすると、すぐにつけあがるんですよ。
先生:まあ、少しは厳しいところも見せるつもりじゃ。
わたし:そんなことしたら、すぐフグみたいにふくれて、口もきいてくれません。
先生:メスはみんなそんなもんなのか?
わたし:いや、違いますよ。でも、そんなメスに当たる確率は決して低くありません
よ。
そんなリスクを冒してまで、メスと一緒に暮らしたいですか?
先生:・・・・
■次回をお読みになりたい方は、16 寂しい
先生:この前のドタバタは何だったのじゃ。
なんかお客が怒鳴り込んで来たな。
わたし:ああ、あれですか。
どうもこの店で中古自転車を買っていった方が認知症だったらしくて、
ご家族の人がどなり込んできたんです。
「なんでこんな人に売りつけたんだ!」と言われても、
受け答えに特に変なところはなかったので、
気がつかなかったんです。
先生:まあ、そりゃ仕方がないな。
人間は大変だな。認知症の人がいると周りの人がいろいろ振り回されて。
わたし:鳥は認知症にならないのですか?
先生:まあ、動物だから年をとるとやっぱり頭がボケてくるわ。
野生の鳥はそうなる前に天敵にやられてしまうけど、
飼われている鳥の場合は認知症みたいな風になるんじゃないかな。
わたし:先生が認知症になるなんて想像できません。
先生:だれもなりたくてなる訳じゃなかろう。
なんでも認知症になった人が一番喜ぶのは笑顔だそうだ。
わたし:そんなこと、どこから知ったんです。
先生:お前がこの前ネットで調べていたじゃないか。
わたし:え~、ここからパソコンの画面が見えるんですか?
97歳の親父が私のことを誰だか分からなくなったので、
ちょっと調べてたんです。
先生:お前はワシが指を咬んだりするとすぐに怒るが、
そんな時も笑顔で接してくれ。
わたし:だって先生はまだ認知症じゃないじゃないですか。
先生:お前は誰じゃ?
わたし:・・・
■次をお読みになりたい方は、15 伴侶